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help RSS 株式か?それともNPOが良いのか?

<<   作成日時 : 2009/12/22 10:31   >>

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長い間、自営業者として一人で仕事を請け負い→納品→クライアントさんからギャラを頂戴する、そんな形態でやってきましたが。

舞台【zhu JI SI AONIYOSHI 祝祭祀 あをによし】は一人ではできません。

お金を工面する、後援や助成金を申請するには、「組織」が必要でした。

しかし「組織」とはまず人ありきで、そこから形成されるものだとしたら、スタート地点からして無理がありました。
昨今では1円企業、従業員(=社長)一人からでも起業できることが、この図式を崩しているように思います。

舞台そのものが「興行」のイメージが強いからか、最初「株式」を薦められました。

「株式」について、そのメリット、デメリットについて、調べました

どうもしっくり来ません。

企業の理念が「利益を追求すること」が一意にある場合、株式設立が妥当です。
しかし「社会に貢献すること」が一意にある場合は、「特定非営利活動法人」や「財団」「社団法人」を選択すべきです。

また、NPO法人は「儲けてはいけない」というのは間違いです。
隠れ蓑のようにNPO法人を設立するケースが増え、現在は「利益を出すこと」が義務付けられ、年度ごとに事業報告書を提出しなければなりません。

相談役はNPO法人についての知識が十分ではなく、一方私の方は目的や将来の展望を上手く伝え切れず。
結局当初の予定よりも3ケ月遅れの特定非営利活動法人設立認証申請書類の作成となったのでした。

しかしなかがら。
後悔したくなかったら、義理人情に流されず、納得するまで調べ、考え、必ず自分で結論を出すこと。
そのためには「何をしたいか」これから「何を目指して活動してゆくのか」を明確にすることが、いかに肝要であるか痛感しました。

さて、設立認証申請書類ですが、作成手順、作成例、必要書類一覧表など、ホームページからダウンロードできます。
が、慣れない者には、書いてあることが日本語にも関わらずちんぷんかんぷんで、眩暈がしそうです。

とにかく「面倒くさい!!」の三乗です。

そのうちに定款と言う物は雛形があって、自分仕様に変える箇所は限られていることに気が付きました。
最大の難関は、「社員」(=法人会員のこと。一般企業で言うところの従業員とは意を異にする)を募り、理事、監査を決めねばならないことです。
社員は住所氏名を明記します。
理事、監査に至っては住民票を提出し、「公示」といって、二ヶ月間公表されます。

この個人情報保護がうるさいご時世に、なんとも物騒な制度です。

二ヶ月の公示も無事終わり、認証期間に入りました。

ところが、奈良市の助成金申請の締め切りが迫っていたのです。

焦りました。

奈良県くらし創造部協働推進課の担当さんに電話し、何とか間に合わないかと頼み込みました。

今回は平城遷都1300年祭参加の舞台ですから、特定非営利活動法人の本拠地は奈良で良いのですが。
もし東京=内閣府で取得するとなると、申請案件が多いため、このような短期間で設立することは難しかったと思います。

こうして2009年6月25日、「特定非営利活動法人 Layer Box」は設立の認証(奈良県指令推進第1号の11)を受けました。

次は登記です。

東京で準備してから奈良県の法務局を訪ねようと思ったのですが、ホームページで調べてもわかりづらく、必要書類のフォーマットもダウンロードできるようにはなってなくて、法務局に電話しても説明が曖昧。

慌てて奈良に帰り法務局を訪ねましたが案の定書類が揃わず、一日に実家と法務局を二往復するはめに。
夕刻、ギリギリの時間にやっと無事登記を終えたのでした。

2009年6月26日、奈良地方法務局にて「特定非営利活動法人 Layer Box」の設立登記完了
(会社法人番号 1500-05-003732)

画像


(奈良公園・鷺池に浮かぶ浮見堂。帰り法務局から近鉄奈良駅まで、ゆっくり小一時間の道のりを歩きました。一つの仕事を終えて、ゆったりした美しい景色に癒されました。写真は別の季節に撮影したものです)

翌朝、さっそく副理事長の山口英一先生に、ご報告の電話をしました。

「ああ、それは良かったですね。おめでとう。はい、それじゃあね、

来年の舞台はまあ、さっさとやっちゃって、

次はロシアのバレエ団とかね、中国や韓国とも、僕、いろいろと知ってますからね、文化交流してゆきましょう…」

とサラっとおっしゃって。

絶句してしまいました。

目先のことしか追えない私には、到底及ばぬ思考回路ですが、

「この法人は、文芸、芸術、芸能、古典・伝統芸能などの文化をさまざまな形で紹介し、それらに対する理解を広め、発展と振興に関する事業を行い、また、その活動の振興と支援に寄与することを目的とする。」

という目的を掲げる特定非営利活動法人を設立するということは、そういうことなのでしょう。

ちなみに特定非営利活動の種類は以下のとおり。

(1) 学術、文化、芸術またはスポーツの振興を図る活動
(2) 国際協力の活動

事業内容は以下のとおりです。
 (1) 特定非営利活動に係る事業
    1 文化・芸術・芸能に関する、公演、イベント、展覧会の開催、運営事業
    2 研修会、講演会の開催、企画、コンサルタント事業
    3 海外との文化交流事業
 (2) その他の事業
    1 物品販売事業
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