NPO法人、一日一歩

アクセスカウンタ

zoom RSS 【語り部ロボット】五感を刺激して物語を紡ぐ!

<<   作成日時 : 2011/08/09 12:02   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 2 / コメント 4

8月5日(金)、田原本青垣生涯学習センターで行われた「子どもゆめ基金」助成活動(独立行政法人国立青少年教育振興機構)

【語り部ロボット】

地域の「おはなし」を聴いて、みんなで一緒にロボットにプログラミング!
「語り部ロボット」が動く、しゃべる、かわいい♪
夏休みの自由研究はこれで決まりだ!

http://www.aoniyoshi.us/layerbox/110805-kataribe.htm       

集まった小学校高学年の子どもたちや、保護者の方、先生は、一体どんなセミナーなのか、興味津々!

ロボットに興味がある子どもや先生、何だか面白そうと直感したお母さん、語り部さんのお話に興味津々の作家先生などなど、みんなの思惑をはらんで、セミナーはスタートしました。

■物語について--------------------

奈良を気に入って、数年前から奈良町で暮らすようになった泉鏡花賞作家の寮美千子先生。
自身の作品など紹介しながら、物語の不思議さ、面白さなどをお話してくださいます。

画像


宮沢賢治や古事記の研究から、地域の伝承にまで造詣が深く、童話から幻想的な小説まで手がける「寮美千子ワールド」満載!
まんとくんが大活躍する「ならまち大冒険」を参考書にしてのお話では、独特のパワフルな語り口=寮美千子節全開の講義となりました。

寮さんはその後、語り部さんのお話をお聴きになり、見学にも参加なさり、「おもしろーい!」を連発され、帰る頃にはすっかり「田原本町」の虜になっていらっしゃいました。
素通りしただけですが、田原本町の町並みにも興味津々のご様子!(しめしめ・・・)

田原本町は縦横断すると、古代から昭和レトロまで一気にタイムスリップするミラクルワールド。
昭和レトロの町並みを通り過ぎたかと思うと突然古代が現れ、江戸時代に戻ってきたかと思うといきなり奈良時代に放り込まれたり…一日のうちに何度も時代を行ったり来たり、時間の羅針盤が狂って、まさにトリップ状態になる不思議な町です。

一度訪ねたら、誰もがハマってしまう町なのです。
ただし道案内や知識がないと「ふぅぅぅ〜ん」で終わってしまう側面も持っています。

■チームを作ろう、はじめまして、ロボットくん!--------------------

寮先生の話を夢中になって聴いていた子どもたちだけど、教室の空気はまだ少し「授業を受けてる」感じ。

次は、東京からはるばるやってきた柳沢富夫先生の登場です。
春に奈良教育大学岩本研究室と共催で、奈良教育大学で開催したセミナー「PM桃太郎」でも、子どもたちに難しいプロジェクトマネジメントを解りやすく教えてくれました。

今回も、チームで一緒に作業をするための「プロジェクトマネジメント」と、ロボットのプログラミングを教えてくれます。

まずはアイスブレイクから。
全員が前に出て、誕生日順に並ぶという単純なゲーム。
ただし、一言も口を利いてはいけません。
さて、できるかな?
これ、簡単なようで、けっこう難しいんです。試してみてね。

案の定、前後して全然違うところもあって、大人が入っても(入ったら余計に?)上手くいきませんでした。
コミュニケーションの大切さを直感してもらうゲームです。

アイスブレイクが終わったら、教室の移動。
といっても、壁に映写したプロジェクターの映像が良く見える位置に席を移動しただけ。
それでも少し気分が変わって、距離感が縮まります。

まずは一緒に作業するチームを作んなくちゃならない。

「どう分けようか?」

先生が尋ねると、真っ先に女子が「男子とは別々!」と提案。もう女性専用車両の登場ですね。

今回のセミナーは、親子の会話、世代の違う人たちとのコミュニケーションも目的の一つです。大人たちにも加わってもらい、年齢差50歳以上の混淆チームのできあがり。
3チームできました。
さっそくチームリーダーとコントローラー、チーム名を決めます。

「ひみこ」
「スマッシュ」
「やたがらす」

さすが、奈良の子どもたち。ネーミングにも古代色豊かですね。
「やたがらす」と聞いてすぐに日本酒を思い出した私ですが、この子達はサッカーが好きなんですね。

「今日、ロボットに会えるのが楽しみで来た人!」
先生の問いに「はい」と勢い良く真っ先に挙手したのは、小学校の男性教諭でした。この小学校は、地元の歴史について熱心に教えていることで知られているのですが、先生はロボット目当てだったのですね。

あいにくロボットが別のイベントに出演中なので、女子大生のアシスタント先生2名と柳沢先生のビデオレターによる説明に替えさせていただきました。

ビデオとはいえ、実際に動くところを見ると、ずいぶん印象が変わりますね。
このロボット、ルックスがとても可愛いし、しゃべるとますます親近感を覚えます。ペットとはまた違うかわいらしさがありますね。
このロボットに物語をテキスト入力し、動作(予めパターンがあります)をプログラミングして演出します。

「語り部ロボット」の誕生です!

ただしどの動作も、こちらから「しゃべりかける、タッチする」などのきっかけが、キューになっています。

■語り部さん--------------------

続いて田原本町観光協会事務局長の二十軒起夫先生に地域の歴史についてお話をお聴きします。
二十軒さんの町おこしへの日ごろの情熱が感じられます。

最後は実際に、地域の伝承─昔話を、語り部さん三人にしてもらいました。

●「孝子庄右衛門」。時は江戸時代。村のために百姓一揆を起こしたリーダー「与十郎」が、伊豆諸島の新島に流されてしまいます。息子「庄右衛門」は一生懸命許しを請うのですが聞き届けてはもらえません。ついに父親が島で病気になったとの便りが届きます。
せめて看病でもと、島に移り住むことを決意した庄右衛門ですが、漁業だけに頼った貧しい島の暮らしに、「さつまいも」や「綿の花」をはじめとする、国から携えてきたさまざまな種を植え、島民に農業を教えます。幸い土地は痩せてはおらず、島民は飢えをしのげるようになりました。
その功績が認められ、恩赦によって、父親ともども江戸経由で大和に帰って来ることができたのでした。
史実ですが、社会貢献の手本となるべき話でしょう。千代(ちしろ)の春日神社に石碑が立っています。

●今里神社と鍵神社にまつわる、「龍」と「むじな」の話です。
悪さをして村人を困らせた龍。通りがかった一人の旅僧が「菖蒲」を飾ると良いと、村人たちに教えます。さっそくそのようにすると、菖蒲の臭気に龍が退散したそうな。
その後、別の村で「狢(むじな)」が暴れて困っていたのですが、件の龍が天から降りてきて、狢をやっつけます。

5月の節句に行われる「鍵の蛇巻き・今里の蛇巻き」の祭りの由来です。
今里では退散する龍が「昇り龍」として祀られ、鍵では狢を退治しに降りてきた「下り龍」として祀られています。
龍が「水」を司っていることからも、水害、虫害封じの五穀豊穣祈願、さらに成人前の男子だけで儀式が執り行われることから、通過儀礼としての役割もあります。

画像

昇り龍
画像

下り龍

●最後は、鬼子母神の話です。魔よけの柘榴(ザクロ)の謂れ、鬼子母神の悪行と母心に訴える改心の物語。田原本町では三箇所の寺に鬼子母神が祀られているそうです。

田原本町には現在、3〜40ぐらいの昔話があるそうです。そのうちの一部が、田原本町のHPに掲載されています。
お時間のあるときにでも、どうぞ。

http://www.town.tawaramoto.nara.jp/03_sightseeing/story/story.html

■見学--------------------

さてお話が終わると、実際に昔話に由来する場所を見学しよう!ということで、車に分乗して現地へ向かいました。

今里神社の昇り龍と、鍵神社の下り龍。

画像

画像


みんなその迫力に驚き、呆気に取られて見上げていましたね。
おそらくこれ、話を聴く前に見学だけしていたら、ふぅぅーんで終わってしまったことでしょう。
人間の想像力と言うのは、視覚だけ、聴覚だけでなく、五感を刺激された時に、最も働きます。

話を聴いて、目で確かめて、手で触れてみる、もちろん匂いも嗅げます。周囲の雰囲気を身体で感じることも出来ます。

さあ、みんな、今見てきたこと、聞いてきたことを、今度は自分たちが伝える番ですよ!
想像力を働かせて、素敵な物語を紡いで、ロボットに「語り部」としての命を吹き込んであげて!!

次は20日(土)です。
いよいよロボットが来ます!触れます、遊べます。
あ、その前に・・・ちゃんと宿題をしてきてくださいね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(2件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
知育玩具
童話童謡を読み聞かせる新しい知育玩具!読み聞かせロボ!おりこうクマたんが大人気 ...続きを見る
知育玩具
2011/12/22 16:17
読み聞かせ
読み聞かせ知育玩具がママ達に人気!おりこうクマたんで子供の想像力アップ ...続きを見る
読み聞かせ
2012/06/19 15:23

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
読むのに大変、でも面白いデス。
スネコン
2011/08/09 16:10
最後まで読んでくださってありがとうございました。お疲れになりましたでしょう。。。
ついつい、事業報告をここで済ませてしまいました。
寮さんからも、ご丁寧に感想とアドバイスをいただきました。子どもたちのために、みんなで考えてゆける環境が必要だなぁと、改めて思いました。
月森砂名
2011/08/10 11:47
私の知らない所がまだまだあることに気づきました、外から見るのと、町で暮らしていても感じない事が沢山ありますね。
楽しみに拝見しています。
makotan
2011/08/10 13:12
奈良の人は、どこでもそんな感じですね。戸棚からごろっと出してきたら、奈良時代の瓦とか・・・それを素手で無造作に触っているし・・・みたいな。
宝の山ですね。
外からの目線が必要なのはそんなところなのかも知れません。私もどんどん発掘してゆきたいと思っています。
月森砂名
2011/08/10 16:25

コメントする help

ニックネーム
本 文

おすすめ情報 recommend Amazon.co.jp

【語り部ロボット】五感を刺激して物語を紡ぐ! NPO法人、一日一歩/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる