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昨年、特定非営利活動法人 Layer Boxでは、いくつかの「お教室」を開催しました。 中でも評判が良かった教室は、昨年8月末に行った、田原本町の名産の桃を使った「古代桃でスィーツ」というお菓子づくり教室でした。 7月に、田原本町の祇園祭で、黒田「桃花会(とうかかい)」の片岡慎治会長と世間話しているうちに、「あんた、やってみ」みたいな、ゆるーいかるーいノリで、任されたイベントでした。 これまで町で取り組んできた「古代桃のゼリーづくり」に加えて、初の「ピーチパイ」づくりに挑戦したお菓子教室。 子どもからお年寄り、女性グループからカップルまで参加してくださって、なかなか盛況でした。 私はその後、町内にある高校のパティシエ科に話を持ち込んで、毎年冬に行われる人気イベント「ならスイーツコンテスト」に出展しようと提案していたのでした。 しかし肝心の桃を、なんと、8月の教室で全部コンポートにして使ってしまったのでした! 昨年は収穫が少なかったせいもあるのですが、桃を保管する冷蔵施設がないためです。 とても残念でしたが、そういう事情なら、仕方ありません。 来年こそはチャレンジしようね、で終わったのでした。 そんな中、 「新商品を作るなら餅は餅屋(菓子製造業者)に頼むべき、それに、まずはマーケティングからだよ!」 という意見もあり、確かに一理あるのですが、この古代桃のスィーツに関しては、ちょっと違うなと感じたのです。 -------------------- さて、広島の日生(ひなせ)の名物「かきおこ」。 ご存知でしょうか? 牡蠣が、これでもか!!というほどふんだんに入ったお好み焼きで、これがまた安い!と来てる。 商品にならない半端もののカキを、捨てるのももったいない、と、地元で食されていたものが、いつの間にか日生一帯で名物になったそうです。 この話は、昨年11月「なら観光サロン」第七回の講師:21世紀ディレクターズユニオンの林信夫プロデューサーの講演の中で聞きました。 林さんが、 「みっちゃん」 「カキいっぱい!」 「汚い店がうまいんや!」 と熱っぽく語るうちに、見た事も食べたこともない「かきおこ」と、おばちゃんの顔が、まざまざと見えてきて、「食べたい!」と切に思ったのです。 -------------------- 国立奈良女子大学が発案した、「奈良のかすていら」 http://nara-shogaku.jp/kasutera.html ご存知でしょうか? 奈良漬を使ったカステラは上品で、味よし、香りよし、パッケージよし。 私もよくお土産に買う、一押しスィーツです。 もちろん産学連携(祥楽さんと共同開発)なのですが、たぶん菓子製造会社だけで開発するよりは、話題性も購買力も格段にアップしたと思います。 -------------------- 昨年「第2回ならスイーツコンテスト」では、最終選考で女子大と女子高との一騎打ちになり、女子高生が優勝。 女子大生がとても悔しがったそうです。 お菓子作りをめぐって、女子大生と女子高生が火花を散らす! その真剣勝負が、なんともドラマチックじゃありませんか。 さて、話は古代桃のピッチピチのピーチパイに戻りますが。 「古代桃」は、秀吉が茶々姫にプレゼントした桃。 「古代桃」というネーミングからしてロマンチックです。 そこには黒田の町の人たちの思いや、歴史も込められています。 町をあげての応援。 そんな中から生まれた「ピチピチのピーチパイ!」。 さらに美味しい、可愛いと来たら。 私なら買うな。 絶対、買うな。 評判になると思うな。 徹底したマーケティング、大量生産システム、利益率といった大企業の商品開発とはまた違ったコンセプトがあり、 人々の笑顔や涙が見える商品 そのドラマこそ、商品の最大の魅力であり、売りではないかと思うのです。 「地域活性化の第一歩である名物」とは、そんな夢と情熱の形になったものであって欲しい。 -------------------- 「第3回ならスイーツコンテスト」 今年の開催は、2012年1月28日(土)です。 http://narasweets.jugem.jp/ 冬定番の人気イベントとなりました。 その集客は半端じゃありません。 私どもと同じ「2010年度奈良県地域貢献活動助成事業」でしたので、昨年7月、成果発表会を聞きました。 すばらしいアイデアですし、ビジネスモデルです! 女性パワー、恐るべし。 |
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