予算の話はヨサンか

県庁だったか市役所だったか忘れたが、地下に書籍を扱っている売り場があって。

六法全書か辞書のように厚い、「予算の作り方」という書籍を発見!

しかし。

それまでの仕事では、「収支予算表」を作成して、しかるべきところに提出するという経験も必要もなかった。

「ふーん………」

深く考えずに素通りしてしまった。

大体、そのような書物が世にあるということからして、疑問を持つべきで。
さらにその時期(確か春)に、手に取り易い場所にあり、興味のない私の目にも留まったということに、もっと危機意識を持つべきだった。

さて。
それから一年が経ち。
NPO法人としても二期目を迎えることになり。

先日もプレゼンが行われ、おかげさまで二次審査を無事通過。

奈良県の助成事業に採択されることとなったのだけれど。

予算の作り方

で、ちょっと壁にぶつかってしまった。

まず驚いたのは、日常ばなれした「積算の目安」だ。
「通信費」として、「電話の個々の通話料金の目安」と「インターネットの初期費用および月額料金の目安」しか例がなく。
ファックスや携帯、モバイル、テレビ会議費などはどうするのか?
コピー用紙や印刷費用には篤く、ネット費用に関しては項目も扱いも薄い。

…作りづらい。

やたらページ数の多いPDFファイルの説明を読み。
書式をダウンロードして。
たまたま重複して他の申請書類もあったので、似たような書類をいくつも作成しなければならず。
時間も労力もたいへん掛かる。

この時間をマーケティングや企画、打合せや営業に使えたらどれだけ、ウチの仕事は…いや、どれだけこの国は発展するだろう…とさえ思ってしまう。

しかしながら。

やっているうちに、少しずつコツが分かってきた。

スタート時点できっちりと設計図が出来ていれば…つまり一つ雛形を作ってしまえば、その事業を続けるうちは楽なのではないか?
また、何かと抱き合わせのサービスを受けて得をすると、収支決算を通すとき大変ややこしくなるらしいということ(たとえば今回私の場合は電話だったけれど、カードのポイントとか??)
このあたりの融通が利けば、少しは経費の削減になるのに。
さらに、予算の作り方によっては助成金の額が変わってくるので、無駄を省けるものまで水増しできる可能性も秘めている…こうなると、こちとらも事業仕分け人だ。

さてそんな初心者の私でも。
各「課」の担当さんは、丁寧かつ熱心に教えてくれる。
5時を過ぎても、さっさと帰ったりしないのだ。

税金から給料を貰っているのだから当たり前、と言ってしまえば身もフタもないのだけれど。
ありがたい。

世間」なら。
そんなことも知らんのか!と叱り飛ばされるのがオチだ。

450円弁当も美味しいし、無料開放の屋上は気持ちが良いし、すっかり「県庁」のファンになってしまった(笑)、今日この頃。
縦割り行政で窓口をお散歩させられるのは相変わらずだけど、それはこの人たちが悪いわけではないだろう。

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そんなこんなで、今、申請書や事業報告書など。
PCの前にかじりついて、ちゃっちゃとやっつけている。

朦朧として、意識ははるか遠く、奈良時代へ。

奈良(平城京)が日本国の礎だった

というならば。

画像
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(写真は、かつての「県庁」??=平城宮跡の大極殿)

ひょっとして、こうしたお役所仕事のノウハウは、この頃から構築、蓄積されてきたものだったのではないだろうか?

そう考えると、多少の変化はあったかも知れないけれど、官僚システムがそうたやすく「チェンジ!」しないのは理解できるような気がする。

作業をしながら頭はヒマになる一方。
いろんな想いが駆け巡り、さらに作業は遅々として進まないという悪循環の中、奮闘中。

ともかく。

「生産的」ではない!

ことは確かだ。

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