TVに飽きたら、「あをによしTV」

●巣ごもり

お正月、いかがお過ごしですか?

飲んで食べて寝て、テレビやレンタルビデオを観ながら、家でゴロゴロしている「巣ごもり族」も多いかしら?

晴れ着を着た芸能人の人たちが、毎度毎度お馴染みのお正月番組。

一日ぼうっと見ていたら、そろそろ飽きちゃいませんか?

もし良かったら、こんな映像はいかがでしょう?

●あをによしTV

http://aoniyoshi.roundtable.jp/

奈良と京都の県境にある「奈良阪」の町。

京都からの玄関口─東大寺の西側に通じていて、昔はここが奈良の町の中心で、たいへん賑わっていたと言います。

この奈良阪の「翁講」人たちによって、10月8日に舞われる奈良豆比古(ならづひこ)神社「翁舞」(国の重要無形民俗文化財。19時、神社境内にて)。

さまざまな文献から、梅原猛氏は、奈良豆比古神社の「翁舞」は観世より前に存在し、今の翁舞の元だったのではないかと推測しています。

11月1日に、翁講保存会会長の、松岡嘉平治さんにインタビューをさせていただきました。

前年に、無人の奈良豆比古神社を訪れリサーチ。

今年9月、翁講の一人、瓦道(がどう)の鈴木浩之社長をインタビューさせていただきました。
瓦道さんは、唐招提寺や法隆寺など、おもに文化財の瓦を製作しています。
(そのインタビューも「あをによしTV」に収録しています)
そこで「翁舞」についてお伺いし、松岡会長をご紹介いただきました。

今年の10月8日に翁舞を拝見し、撮影をさせていただきました。
会長をはじめ、翁講の人たちはみなさん気さくで、撮影を快諾してくださいました。

ただし奉納舞なので、舞台の正面は本殿を向いています(観客は、舞台の後ろから観ることになります)。
撮影者は本殿にお尻を向けてはいけないので、正面からは撮影できません。

この「翁舞」は、三人の翁が登場するたいへん珍しいものです。(撮影:月森砂名)

画像


町の男子が、子どもから年老いるまで、シテから脇、地謡、お囃子と全部の役をローテーションで務めます

厳かな雰囲気で始まるものの、芸能のプロとしての舞台ではなく、神様に捧げる人々の祈りとして、温かく楽しい雰囲気が伝わってきます。

おりしもその日は雨天で、撮影は無理かと思ったのですが、ちょうど翁舞が始まる頃にスッと上がりました。



そして満を持してのインタビュー。

あいにくその日も雨天だったのですが、撮影が始まったとたんスッと雨が上がりました。

御年90歳を越えるという松岡会長ですが、かくしゃくたる口ぶりで、翁舞の歴史について語り始めました。

●謎が明らかに?

なぜ、翁舞が「三人の翁」で舞われるのか。

奈良豆比古(ならづひこ)神社のたいへんな歴史とは?

殺された能楽師のこと。

など、たいへん興味深いお話を収録しています「あをによしTV」。

http://aoniyoshi.roundtable.jp/

ご興味のある方はぜひ、ご覧下さいませ。

さて、この「あをによしTV」は、奈良の文化資産そのものにフォーカスを当てるのではなく、それらを支え続け、守り続けてきた人々に焦点を当てています。

それは、有形無形の資産そのものだけに価値があるのではなく、私はむしろ、継承し続けてきた人々の「意思」と「創意工夫」と「日々の営み」こそが宝であり、力ではないかと考えているからです。

このインタビューは、現在、特定非営利活動法人 Layer Boxで制作しています(プロデュース・インタビュー:月森砂名、撮影・編集:柳沢富夫)。

私自身は奈良出身ですが、これらを地元の人たちや、子ども、学生さんたちに、下見し、取材し、撮影し、編集までを担っていって欲しいと思っているのです。

地域に伝承する物語を、100年後、1000年後の人々に語り伝えていって欲しい。

そしてその活動の中で、地域愛を育み、世代交流を生む

今、その準備を進めています。
難しいのは活動の基盤づくりです。
産業、教育、NPO、自治体などで連携して、産学官民のコンソーシアム(共同体)として運営してゆけるのが理想です。

ご賛同いただける方、ご協力いただける方、アドバイスなど、良かったらコメントください。

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