龍の道、酒の蔵

土曜日に、奈良県宇陀市室生を訪ねました。

室生と言えば「室生寺」─しゃくなげ、紅葉の美しい、「女人高野」の名前で知られる、真言宗室生寺派大本山の寺院です。

ここを訪れる人は多いのですが、少し足を延ばして、龍穴神社のさらに奥、奥宮を、地元にお住いの多山さんに車で案内していただきました。(下記ホームページに、龍穴神社のページもあります)

http://www.murouji.or.jp/index.html

多山さん曰く。

「龍穴神社は、観光客も来るから・・・」

と、私はまだ訪れたことがないのですが、軽くスルー。

国道28号線の少し先で左折。急峻な山道をどんどん登ってゆく。5人乗りの乗用車でしたが、対向車が来れば、すれ違うことができません。

「こんなとこ、誰も来ないから」

確かに、誰もいません。

中腹あたりに、「吉祥竜穴」の立て看板と鳥居が。

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降りてゆく山道の階段が続いています。

鳥居は平成3年に設置されたものですし、階段には柵が取り付けられ、人の手が入って整備されています。ここも、式年遷宮が行われているのでしょう。
ロープが張り巡らされ
「神域です 清浄第一」の立て看板に、一瞬、身がすくむ思いです。

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「龍穴」

質素な拝殿のようなものがあり、龍王が住むという洞穴には注連縄が張られています。

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「その昔、猿沢池が穢されたことを嫌った龍が、ここに逃れてきたという言い伝えがある」

その穢れとは、ひょっとすると、帝の寵愛を失って、自害して果てた采女(うねめ)のことでしょうか?

とてもミステリアス!
龍穴の上層が断層になっていることから、地殻変動があって、水脈が現れたのではないか?
おそらく、洞窟から、龍が吠えるような音が鳴り響いていたのではないか。
時を同じくして都で騒がれていた血腥い刃傷沙汰と怨霊伝説が、龍の出現と結びついたのではないか・・・

などと、不思議大好きな私は、いろいろと想像をめぐらすのですが。

夏の日の午後の、燦々と注がれる木漏れ日の中では、水量が少ないこともあって、リアル感はありません。
今度、雨が上がった後、轟々と水が流れている時に来てみたい。

と考えていると、「冬や曇っている時には、怖くて、近寄りたくない」と、多山さん。

「怖れ」と「伝説」と「信仰心」が、これらの古き良きものを守り継いで来たとするならば、なんでも科学的に調査して、解明すれば良いというものでもないなと、思うのでした。

整備された道路、朱塗り欄干の艶やかな橋、バイパスのトンネル、道路事情の悪くない地域ですが、古くからの祭りも伝承されていると聴き、今度、秋の祭りにお伺いしてみたいです。

さて、次に案内されたのは、針インター方面に室生を北上したところにある、「龍王ケ淵」(室生の観光案内サイトです)

http://www1.kcn.ne.jp/~ongaku_m/tourist/

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ここもまた、誰も観光に来ないという割には、豊玉姫命(とよだまひめのみこと)を祀った堀越神社は新しく、龍王ケ淵の周辺にはきちんと遊歩道が設置されています。

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この美しい淵では、龍が空を飛ぶ目撃情報があるとのことで、村長も見た!との噂を、お聴きしていて、一度、ぜひ、訪れたいとかねてより切望していた場所です。
やっと来ることができました!

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さて、さらに車は美しい田園風景の中を進みます。
煙突のある工場が見えてくると

「あそこが、ウチです」

ずっと車でご案内いただいた多山さんは、今年の2月まで奈良市西寺林で、奈良県酒造組合のアンテナショップ「ささや」さんでマスターを務めていた多山藤樹さんです。

室生の多山酒造のご主人です。

http://www2.enekoshop.jp/shop/yamatoirodori/

現在はもう、お酒を造っていません。
ですが、先ごろ、蔵を改装して、「BAR 蔵の唎き酒」をオープンしました。

http://www.asahi-net.or.jp/~HF4F-TYM/

広い敷地内に、酒造工場あり瀟洒な庭あり、その奥の蔵で、まだ陽の明るいうちから唎き酒会。

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日本酒ばかりではありません。

まずはオリンピック開会を祝して、ギネスで乾杯。
イギリスのビールの温度について、お話をお伺いします。
次にメキシコのテキーラ「SAUAZA」
かつて多山酒造で作っていた「室生浪漫」。最後の酒です。

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シャンパンを開け、ワインを頂き、フランスのベネディクト修道院で作られた薬草種「シャルトリューズ」の話をお伺いし、友人たちが合流し・・・庭の大きなテーブルで、月明かりの中、飲み始め。

と、そんな感じで、写真も宵の口までで終わっています。

今回は4名でお邪魔しましたが、カウンターは7名まで(椅子があれば、8名ぐらいまではいけそう)。
要予約です。
蔵も乙ですが、庭のテーブルでも楽しめる、月明かりの元なら、さらにロマンティック。
まさに隠れ家というか、桃源郷のような素敵な空間です。

またぜひ、プライベートツアーを組んでいきたいと思います。
春夏秋冬、いつの季節も良いですねー。
ご希望される方がいらっしゃったら、ぜひ、コメントかメッセージをください。

アクセスは、電車だと室生口大野下車、タクシー。
車だと、奈良市内から30分程度と、近いのですが・・・運転手は飲めませんね(^^)
ここが試案のしどころですが・・・。

ツアー参加希望者は、ぜひ、コメントかメッセージください(^^)

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この記事へのコメント

蔵のきき酒室
2012年07月30日 19:26
ありがとうございました。
ちなみに、ベネディクト派修道院でつくられたのは、ベネディクティンで、シャルトリューズはシャルトリューズ修道院です。
そんなうだうだ話を交換しにまたお越しください。
月森砂名
2012年07月30日 21:05
マスター、どうも御馳走様でした。
至福の時でしたー。
で、きっちりとメモを取っていたつもりで。。。このあたり(修道院)でもう、怪しくなっていたのですね(^^)
また、お伺いします。
どんどんお友達を送り込んで、ファン倶楽部を作って、気が付いたら周辺に移り住む人が続出するかも知れません。
それはそれでご迷惑でしょうけど。
また、よろしくお願いします。
凪沙
2012年08月06日 12:35
珍しくブログがエラーにならずにちゃんと見れた~~
行きたいねー
マジで
でも怖がりのあたしは夜や嵐の日には行けない(笑)
月森砂名
2012年08月06日 14:37
凪沙ちゃん、読んでくれて、ありがとう。
良かったら、遊びに来てくださいね。
ご案内します。
地元の人も、昼間しか来ないそうです。
本当に出たら、ヤだもん(^_^;)

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